ご挨拶

当社は、1949年(昭和24年)に理化学機器、器具の販売会社として発足し、1964年(昭和39年)、現社名の「耐圧硝子工業株式会社」となり、以来独自技術による開発製品を広く世に送り出すことを目指してまいりました。社名にあります”耐圧硝子(=ガラス)”とは、東北大学非水溶液化学研究所(現:多元物質科学研究所)において、液体アンモニア等の実験のために考案された耐圧ガラス管に由来しております。
当社では、「高い耐食性を持つ。」「透明で中の様子が見える。」といった特長を持つ耐圧ガラス容器が、様々な研究分野に利用できるよう日々改良を行っております。また、ガラスだけではなく金属材料を使用した高温高圧容器、ラボスケールのミニプラント等の設計開発をとおして、圧力に関する知識、技術を高めてまいりました。その成果として、1994年(平成6年)、設計開発部門と製造部門を統合した耐圧技術研究所を設立し、ガラス製耐圧容器「ハイパーグラスシリンダー」を製品化いたしました。1999年(平成11年)には、「超臨界流体研究用窓付反応容器(超臨界観察セル)」を製品化、研究者の皆様からご好評を得ております。
私たちは、お客様のご要望を適切に反映し、常に最良の研究成果が得られる製品を全社一丸となって開発、製作していく決意でございます。これからも耐圧硝子工業に変わらぬご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年3月
耐圧硝子工業株式会社
代表取締役 渡辺 基之